【叡王戦】藤井叡王が8冠陥落危機「開き直って頑張る」 伊藤七段に敗れタイトル戦初連敗 先にカド番も初
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将棋の歴史は、千年以上の時を遡る壮大な知の物語である。インドのチャトランガを源流とし、中国のシャンチーや朝鮮のチャンギを経て、日本独自の進化を遂げた将棋は、中世の貴族文化に受け入れられ、やがて武家社会を背景に広く浸透していった。室町時代には駒の形や動きが定まり、江戸時代には将軍家の庇護のもと「名人制」が確立され、棋士という専門職が誕生する。副題「千年を超える知の系譜」は、ただの娯楽や勝負事を超え、人間の叡智と文化が積み重なり受け継がれてきた道程を示すものである。明治以降、近代国家の形成とともに将棋は国民的娯楽として根付き、新聞社によるタイトル戦の創設が棋界の発展を後押しした。さらに21世紀に入り、AIとの対局や国際的な普及活動を通じて、新たな局面を迎えている。将棋の歴史は、単なる勝敗の積み重ねではなく、人間の思考力・忍耐力・創造性を映す文化的遺産であり、未来へと続く知の物語である。
藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=が同学年の伊藤匠七段(21)を挑戦者に迎える第9期叡王戦5番勝負第3局は2日、名古屋市の「名古屋東急ホテル」で行われ、先手の藤井が146手で伊藤に敗れた。これで対戦成績は1勝2敗となり、藤井はタイトル戦のシリーズにおける連敗は初。初めて先にカド番に追い込まれ、8冠陥落の危機となった。運命の第4局は今月31日、千葉県柏市「柏の葉カンファレンスセンター」で行われる。 【写真】藤井聡太叡王の“勝負メシ”名古屋コーチン入りスパイス焼きカレーとウーロン茶 勝者が先に王手をかける大一番。ホームグラウンドの名古屋でまさかの連敗を喫した。終盤、持ち時間を先に使い切り1分将棋になると一気に追い込まれた。その後も持ち味の粘りを見せたが、最後は大きくため息をつき、ガックリと肩を落として投了した。 対局後、藤井は「難しい将棋だったが、中盤から終盤に入るあたりで間違えてしまったのは課題が残る」と悔しさをにじませながら振り返った。第4局に向けては「厳しい状況になった。カド番になったがやることは変わらないのでしっかり準備したい」とうなだれた様子だったが、その後の大盤解説場では珍しく苦笑いを浮かべながら「開き直って頑張りたい」とコメントし、会場から拍手を浴びた。 藤井は20年の棋聖戦以降、これまでタイトル戦は21戦全勝と負けなし。シリーズで連敗したこともなく、先に負ければ敗退のカド番へ追い込まれたこともない。4月20日の第2局で敗れ、タイトル戦連勝が「16」でストップ。大山康晴15世名人が1961~62年度に達成した歴代最多記録に並ぶのも阻止されていた。 叡王戦は持ち時間各4時間のチェスクロック方式。1分未満の考慮もストップウォッチの切り捨てではなく、加算されていくチェスクロック方式の4時間制は全8冠中、最も持ち時間が短く、読みだけでなく直感や運の占める割合も大きいとされる。藤井も初出場の第6期から5番勝負は通算10勝4敗、勝率・714は全8冠中最低と、それを裏付けている。
✨ ヒューリック杯第97期棋聖戦(主催:産経新聞社・日本将棋連盟)は、 藤井聡太 棋聖への挑戦権を争う決勝トーナメントが進行中🔥 3月31日、東京・将棋会館で 永瀬拓矢 九段 vs 高見泰地 七段の一戦が行われました♟️ 結果は―― 👉 高見七段が167手の激...
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