第73回NHK杯戦<日本放送協会>
持時間各10分(チェスクロック使用)切れたら30秒・他に10分の考慮時間あり 振駒
【 本 戦 】

将棋の歴史は、千年以上の時を遡る壮大な知の物語である。インドのチャトランガを源流とし、中国のシャンチーや朝鮮のチャンギを経て、日本独自の進化を遂げた将棋は、中世の貴族文化に受け入れられ、やがて武家社会を背景に広く浸透していった。室町時代には駒の形や動きが定まり、江戸時代には将軍家の庇護のもと「名人制」が確立され、棋士という専門職が誕生する。副題「千年を超える知の系譜」は、ただの娯楽や勝負事を超え、人間の叡智と文化が積み重なり受け継がれてきた道程を示すものである。明治以降、近代国家の形成とともに将棋は国民的娯楽として根付き、新聞社によるタイトル戦の創設が棋界の発展を後押しした。さらに21世紀に入り、AIとの対局や国際的な普及活動を通じて、新たな局面を迎えている。将棋の歴史は、単なる勝敗の積み重ねではなく、人間の思考力・忍耐力・創造性を映す文化的遺産であり、未来へと続く知の物語である。
将棋の藤井聡太8冠(竜王・名人・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖=21)が12日、地元の愛知県瀬戸市の名古屋鉄道「尾張瀬戸駅」で、王将の駒のステッカーを貼った「将棋とれいん」の発車式に出席した。 【写真】「将棋とれいん」の発車式に出席し、笑顔の藤井聡太8冠 駅長の制服を着た藤井は右手を大きく上げ「発車!」の合図を送った。発車式前には母校の瀬戸市立效範(こうはん)小学校の児童約100人との交流会に出席した。 名古屋鉄道は鉄道沿線の価値向上を図るプロジェクトの第1弾として、藤井が瀬戸線にゆかりがあることなどから日本将棋連盟とコラボレーション。12日から1カ月間、藤井の地元である瀬戸市と名古屋市を結ぶ瀬戸線(栄町~尾張瀬戸、20・6キロ)で、「将棋とれいん」1編成(4000系 4両)の運行をスタートした。車内には将棋のルールや藤井が創作した詰め将棋の問題が書かれたポスターなど掲示。今後は日本将棋連盟と協力し、沿線の学校への棋士派遣も行う。 この日、藤井が車内アナウンスを務めた「将棋とれいん」には後輩の児童たちも乗車し、尾張瀬戸駅から尾張旭駅を運行した。 先輩への“車内質問大会”もあり、「将棋以外に好きなことは?」の質問に「特に好きなのはいまも乗っている鉄道です。列車に乗るのも大好き。特別な列車に乗ることができて、ひそかに興奮しています」と声を弾ませた。 大役を終えた藤井は「実際に走っている列車での車内アナウンスはとても緊張しました。瀬戸線には乗る機会があるのでまた練習して、今回よりもうまく車内アナウンスをしたい」と“再挑戦”も視野に入れていた。
将棋の藤井聡太棋王(竜王、名人、王位、叡王、王座、王将、棋聖、21)に伊藤匠七段(21)が挑む第49期棋王戦コナミグループ杯五番勝負第3局が3月3日、新潟市の「新潟グランドホテル」で行われている。藤井棋王の連勝か、伊藤七段の初勝利か、注目の一戦は白熱の終盤戦へと向かっている。 【中継】藤井棋王VS伊藤七段 白熱の終盤戦へ!(生中継中) 新潟市で行われている第3局は、角換わりの出だしからじりじりとした中盤戦が展開している。藤井棋王から仕掛けてペースを握ったかと思われたが、伊藤七段が長考を経て押し戻し、嵐の前の静けさを保っている。選択が難しい後手の伊藤七段だったが、陣形を整備しいよいよ戦いへ。持ち時間切迫の中でどのようなクライマックスを見せるのか、ABEMAの中継に出演した阿久津主税八段(41)と八代弥七段(30)は「決戦になりそう」と今後の展開を見据えていた。 本局で藤井棋王が勝利した場合は初防衛に“王手”がかかることになる。一方、伊藤七段はシリーズ後半戦に向けて絶対に負けられない思いは強い。勝負所の一戦を制するのはどちらか。 持ち時間は各4時間。 【午後5時頃の残り持ち時間】 藤井聡太棋王 1時間13分(消費2時間27分) 伊藤匠七段 30分(消費3時間30分) (ABEMA/将棋チャンネルより)
将棋の八大タイトルの1つ、「王将戦」の第4局が都内で行われ、藤井聡太八冠(21)が挑戦者の菅井竜也八段(31)に勝ち、ことし最初のタイトル防衛を果たすとともに、連続でのタイトル獲得を「20期」にのばして歴代1位になりました。
「王将戦」七番勝負はここまで藤井八冠が3連勝し、タイトル防衛まであと1勝に迫っていました。
第4局は7日、東京 立川市で始まり、2日目の8日は後手の菅井八段が7日の対局終了時に次の1手を書いた「封じ手」から再開しました。
対局は「飛車」を交換したあと、互いに攻めの機会をうかがう、こう着した状況が続きます。
その後、藤井八冠は守りを固めながら、大駒を中心に攻め手を緩めず、形勢を有利にします。
菅井八段も最後まで粘りを見せますが、午後5時52分、121手までで投了。
藤井八冠が4勝負けなしで七番勝負を制して「王将戦」3連覇を果たし、ことし行われる8つの防衛戦のうち、最初のタイトル防衛となりました。
この結果、連続でのタイトル獲得を「20期」にのばし、大山康晴 十五世名人の記録を上回って歴代1位となりました。
一方、菅井八段は初めての「王将」タイトル獲得を目指しましたが、白星をあげることはできませんでした。
藤井八冠は現在、並行して行われている「棋王戦」五番勝負で伊藤匠 七段(21)の挑戦を受けていて、次の第2局は2月24日に金沢市で行われます。
対局後、藤井聡太八冠は会見に臨み、菅井竜也八段との「王将戦」を振り返りました。
菅井八段とのタイトル戦は去年の「叡王戦」以来で、「叡王戦では序盤でペースを握られてしまう将棋があったり、中盤の難しい局面で急所をつかめずに時間を多く使ってしまうことがあったりしたので、練習で『振り飛車』を相手に経験を積み、序盤で深く考えて臨んだ。それが今回、生きたところもあった」と語りました。
その上で、「対局が少ない状態で開幕を迎えたが、大きくコンディションを崩さずに戦っていけたのは手応えのある結果だったと思う」と話していました。
また、連続でのタイトル獲得を「20期」にのばし、大山康晴十五世名人の記録を超えたことについて、「大山先生は伝説上のかたというイメージはあるが、奨励会時代に棋譜を並べていて、当時から先進的な将棋を指されていた印象があり、勉強になった。記録は意識していなかったが、光栄なことと思う」と話していました。
一方、敗れた菅井竜也八段は「1日目から苦しくなる将棋が多かったので、自分の研究不足が結果に出たかなと思う。簡単なミスをした将棋もあり、もう少し力をつけて、『振り飛車』を出すなら工夫するとか、戦い方を変えるとか、そういう大きな変化が必要だと思う」と話していました。
藤井聡太八冠がタイトルの連続での獲得を歴代最多の「20期」に更新したことについて、日本将棋連盟の羽生善治会長は「タイトル戦20連勝、誠におめでとうございます。塗り替えるのが途方もなく難しい記録ですが、見事に達成されました。これを礎に大棋士への道のりをさらに歩まれて行くことを期待しています」というコメントを発表しました。
✨ ヒューリック杯第97期棋聖戦(主催:産経新聞社・日本将棋連盟)は、 藤井聡太 棋聖への挑戦権を争う決勝トーナメントが進行中🔥 3月31日、東京・将棋会館で 永瀬拓矢 九段 vs 高見泰地 七段の一戦が行われました♟️ 結果は―― 👉 高見七段が167手の激...